藤原岳(1140M) 3月4日(水) 晴のち曇  kayoさん
今日はkayoさんと、先日悪天候で中止になった藤原岳のリベンジ。早くもフクジュソウが咲き出したと聞くと、もう今年はいいだろうといつも思いながらも、ついつい足を向けてしまう山である。去年はkayoさんも藤原には何度も足を運んだらしいが、今年は初めてという。コースは私が約1ヶ月ぶりの山行という事もあり、平凡な聖宝寺道〜大貝戸道にした。

鳴谷神社の前の駐車場に着くと、予想以上の青空が広がっている。「さすが晴女やなぁ」と、私がお世辞気味に言うと、「あったり前やでー!」と、すっかり謙遜という言葉を忘れた御様子。ま、簡潔に話が終っていいかもしれない(苦笑) 登山者らしき車はまだ停まっていない。

7時35分に歩き始める。ひんやりと肌寒いが、空気は春の匂いを漂わせている。kayoさんに少し待ってもらい、私は神社の横のセツブンソウを見る
(左上の写真にマウスを!) 言葉少なげに聖宝寺への試練?の階段を上ると、鱒の養殖場の雰囲気が変って大きな池?ができている。

聖宝寺の境内を通って登山道へと入って行くが、雪は全くない。九十九折の植林の中を上って行くが、久しぶりの私は足が地に付かないような感覚を覚える。今回初めて気が付いて思ったのだが、私とkayoさんは歩くペースがほぼ一緒なので、合わせる必要がなく、とても楽である。

六合目のフクジュソウの群生地に着く。まだここは咲き出していないと聞いていたので、ちらりと見るだけにしてさらに進む。以前ここでフクジュソウの写真を撮っていたら、ちょうど団体さんがが通り掛り、リーダーらしき人が「あの人のように中へ入ったらいけませんよ」と、皆に言っていたのを思い出す(苦笑) 昨夜降ったのか?薄っすらと雪が現れる。

七合目への道は、左の尾根に付け替えられていて歩きやすくなっていた。9時20分、八合目の少し上で小休憩。昨日は桃の節句だったので、桜餅や三色団子を食べる。・・トシは忘れて。。\(`o'")

九合目へと夏道を行く。踏み固められたトレースの上に雪が少し積もっているが、歩き難い事はない。九合目に付くと、周囲にフクジュソウの蕾が多くある。よく見ると、開きかけているのが数株。今期お初のフクジュソウだ。周囲を散策してみるが、まだいい花がない。もっと陽が当ると開くはずなので、帰りに期待だ。私がウロウロしている間、kayoさんはヒマそうに景色を眺めている。・・申し訳ないっす!(^^ゞ(上の二枚の写真にマウスを!)

10時27分、ひっそりと誰もいない山荘に着く。山頂(展望丘)を見ると、ガスで見え隠れしている。天気は朝より少し悪くなってきているみたいだが、風もなく非常に穏やかだ。山荘付近のフクジュソウは、雪の下になってしまっている。

ベンチで休憩をしていると、大きな声が聞こえ4人の女性が上って来た。今日、初めて会う人達だ。入れ違いに私達は、せっかくなので山頂を目指す。

ほぼ夏道に沿ってトレースはあるが、所々大きな穴が開いていて緊張する(苦笑) 振り返ると、雲の間から御嶽山や乗鞍岳が見えている。下の草原を見ると、一頭のシカが気持ち良さそうに跳び走り去って行く。

11時に山頂に着く。ここも穏やかで、上着を着なくても寒くない。展望は東は晴れているのだが、西や鈴鹿の山並はガスでほとんど見えない。隣の御池岳が辛うじて見える程度だ。

久しぶりの山で標高差が1000M級なので、足に疲れが少しきている。何をするというわけでもなく・・・しばし景色を眺めながら過す。テーブルのような岩の上で、暫く寝そべっていたい!とは・・kayoさん談
(微笑) (上の二枚の写真にマウスを!)

お昼近くなってお腹も空いてきたので、山荘に戻って昼食にする。先程の女性達の姿、上って来る人の気配もなく、珍しく貸し切り状態だ。定番だが、今はやはり暖かい物が美味しい。ただし、人参以外という条件はあるらしい(笑)

山荘でも二階を見たりしてまったりと過し、12時40分に下山する。山荘のドアを開けると、ガスにすっかりと覆われてしまっている。さすがに寒い。

九合目まで下りると、運良くガスから抜け出る事ができた。またkayoさんに待ってもらい、フクジュソウの写真を撮らせてもらう。上って来る時より花は開き、まあまあ満足できた。

八合目まで、ドロドロになった道を慎重に下る。転んだら・・涙もんである。kayoさんは念のため、着替えの服まで持ってきているらしい
(笑) 八合目の分岐から大貝戸道へ入る。

しぶりに歩く大貝戸道は、緩やかで広く非常に歩きやすいが、変化のない道はとても長く感じる。「同じとこを何回も歩いているみたい!」とは・・kayoさん談(笑) 14時20分にやっと神武神社に下りる。

休憩舎で靴とスパッツの汚れを落とし、静かな車道を歩いて駐車場へ戻った。この付近の家の瓦には、雪止めがほとんど付いている。「雪止め!」・・kayoさんは初めて知ったらしい。しかし「都会だから!」と言うのが最初から分っているので、長引かせてはいけない話なのは十分承知だった。。
(苦笑)

咲き出したフクジュソウが見れ、とても静かな山歩きを堪能させてもらった。感謝♪・・天気もです(^^ゞ
展望や花などの写真はこちら
 <休憩を含む行程時間>
 駐車場(7時35分) → 六合目(8時54分) → 八合目(9時20分) → 山荘(10時28分) → 山頂(11時4分〜)
 → 山荘(11時40分〜12時45分) → 八合目(13時22分) → 神武神社(14時19分) → 駐車場(14時40分)
 
 <所在地>
 三重県いなべ市  MAP  GPS軌跡






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