ブンゲン(1259.7M) 12月4日(木) 晴  kayoさん
今日はkayoさんとのウィークデー登山。初めは11月に予定していたのだが、なかなか都合が合わなくて延期になってしまっていた。kyaoさんは早朝の仕事を終えてからなので、行ける範囲はある程度限られてしまう。今まで何度か計画した事があったが、まだ実現していない奥伊吹のブンゲンをお願いする。射能山(しゃのうざん)とも呼ばれるこの山は、滋賀県第3位の標高を持つ。「ブンゲンならまかしんしゃい!」と、頼もしい言葉が返ってきたが、尾根コースからと言うと、「はぁ?そんなん知らんわ!」(^_^;) 元々この山は下にスキー場がある事もあって、積雪期や残雪期に人気があるようだ。

今日は予報通り快晴の天気。またもや晴女のパワーを実感させられる。伊吹野の道の駅で待ち合わせ、奥伊吹スキー場へと向う。kayoさんは車内でも相変わらず元気。本当は仕事で疲れていると思うのだが・・申し訳ない。

若竹荘の御主人さんが開かれた尾根コースから上り、品又峠まで縦走してゲレンデを下りて来る周回コース。他の人のレポを読むと、その若竹荘へ行くのがややこしいというのが多く少し不安だったが、行ってみれば一目瞭然。「アルカンデ」と書かれた自動歩行機の下を潜れば目の前である。「アルカンデ」って名は・・歩かんでいいからか!?(笑)

車を一番下の駐車場に停め、アルカンデの下を潜って若竹荘の右横から裏庭へと入る。若竹荘の人がいれば挨拶をするつもりでいたが、窓は開いているが人の気配がない。裏庭から続く踏み跡を辿って小高い丘を越える。

給水ホース沿いに進んで行くと、一旦谷に下りて沢を二度程渡渉する。危なっかしい橋だ。消えかかった道標を見落とさず尾根に取り付くと、そこからは急登が始る。一気に高度を上げていくが、落葉で滑り易くアキレス腱に堪える。すっかり葉を落とした木々の間からは、下にスキー場や左上には山頂らしきピークが見え隠れする。

1時間近く歩いて小休憩。今日は少し気温が高い。汗がたっぷりと流れたが心地良い。kayoさんが慣れた手付きで笹舟を一瞬で作る。思わず感心して見惚れてしまったが、これができるのは田舎に住んでいた証拠でもあるだろう。
(^^ゞ\(`o'")

道は緩やかになり、ブナ林が現れ美しい空間が広がってくる。 「いいね!」と、何度も呟きながら歩いていると、kayoさんがナメコを見つけるが残念ながら少し遅く色が変わってしまっている。悔しそうだ
(笑)

急登の小ピークを二つ越すと、背丈を越すようなクマザサが現れ掻き分けるように進む。道ははっきりしているが、先日降った雪が所々残っている。笹が急に低くなったと思ったら、すぐそこが開けた山頂だった。

展望は琵琶湖方面が少し悪いものの素晴らしい。伊吹山や北尾根、池田山や目の前には貝月山、奥の白く雪を被った山は能郷白山だろう。温度が少し高いせいか、薄っすら霞がかかっているのが惜しい。kayoさんも暫く動けない
(微笑) 積雪期もいいだろうが、無雪期でもなかなかのものだ。

メガネが落ちていたので、雪ダルマを作って遊んでみる。大きな声では言えないが、誰かさんによく似ているような気がする
(笑)

少し風が冷たく強いので、昼食は後にしてさらに進む。笹が手強くなってくる。小ピークを越えた下りで、雪が笹を倒してしまってルートが分かり辛くなってくる。正面にスキー場の施設が見えるのでそこへ向って進めばいいのだが、どうやらルートを外してしまったようだ。GPSを見るのも面倒臭いのでこのまま突進しようかと思ったが、kayoさんの記憶では右の尾根じゃないかと?素直な私は言われる通り小さな沢を渡って尾根を這い上がると、立派な道に出る事ができた。右よりに進まなければいけないのに、直進してしまったようだ。今日は良く見えるのでいいが、ガスでもかかっていたら難しいだろう。

甚吉岩と呼ばれる大岩があり、上ってみると展望が素晴らしい。眼下にスキー場、金糞岳が正面に大きく見える。

施設近くの風の当らない広い道上で昼食にした。これからの季節はやはり鍋が最高。いろいろな話題に花を咲かせていると、時間が経つのは早いものだ。品又峠へと進むが、暫くは美しい林が続く。

やがて、またもや笹薮に突入させれる。踏み跡などほとんどなく数少ないテープを見落とさないよう真剣に進み、旧スキー場跡にようやく出る事ができた。後は金糞岳を見ながら品又峠へと下る。私はここで品又峠はもう一つ隣だと勘違いしていたのだが、GPSの軌跡は間違いなく品又峠へと向っている。ポイントしか打ち込めない白地図の安物だが、あるのとないのとでは安心感が大きく違うものだ。

品又峠へ下り、さらに少し上って奥伊吹展望台まで行ってみる。ここには品又山と書かれた小さなプレートが木にぶら下がっている。日の出山とも言うのだろうか?秋に来たある人は、蜂に遭遇して痛い目にあったらしい。さすがにもうこの時期はいない。展望台からは金糞岳の方はもちろん、揖斐の風景がよく見える。

後は駐車場までゲレンデを下りて行くだけ。舗装された道もあるのだが、あえて急斜面のゲレンデを歩く。何でもリフトの下を歩くと、小銭を拾う確立が高いらしい。kayoさんは以前に500円ぐらいは拾ったと。春の雪融け後が狙い目らしい。もうオープン前だから遅過ぎると言うが、目はかなり真剣だった
(微笑) 残念ながら小遣い稼ぎはできなかったが、ハウスが見えてきて思ったより早く着いた。

晴女さんのお陰で天気に恵まれ、やっとブンゲンに行く事ができた。笹薮には少し難儀したが、終ってみればなかなかいい山だと感じた。感謝♪
展望などの写真はこちら
 <休憩を含む行程時間>
 若竹荘(9時42分) → 山頂(11時23分〜44分) → 食事 → 品又峠(14時10分) → 展望台(14時15分〜28分)
 → 駐車場(15時05分)

 <所在地>
 滋賀県
米原市甲津原  MAP  GPS軌跡






HOME