芦生の森(生杉〜三国峠〜枕谷〜野田畑谷) 11月10日(土) 曇のち晴
法香さん 単独行さん レオさん ryuuさん いきっこさん&グッピーさん sumireさん チーさん みれさん
少し前にある掲示板で法香さんから芦生オフ会の話があったのだが、最近の私の土日の休みは直前にならないと分からない。3日程前に行ける事がだいたい分かり、急遽みれさんとドタ参させていただいた。芦生の事は去年からみれさんと話があり、小心者の私は気になっていたのでちょうどタイミングが良かった。(^^ゞ もちろん、関西の方々と久しぶりにお会いできるのも楽しみだった。

集合時間は9時だが、少し早めの6時半にみれさんと敦賀発。小浜市から百里ヶ岳の近くのおにゅう峠を越えて生杉に入る。この林道はあの有名な鯖街道と並走(一部重走)していて、舗装はされていないが黒河林道よりはるかにマシである。心配していた天気も好天に変わり安心していたが、峠から見る景色はまるで墨絵のようである。みれさんが「やっぱりなぁ」と、私に視線を何度も投げ掛ける。苦笑いをするが・・返す言葉が浮ばない。ガスが見たければSIVAと!・・これがすでに定説になりつつあるのだ。(_ _;) でも、それなりに紅葉はキレイである。
(誤魔化すしか手はない(^^ゞ)
か弱き心にダメージを受けながらも集合場所に30分前に着いたが、すでに皆さんは到着していて準備もほぼ終っていた。ま、近い者ほど遅いというのは世間のどこにでもある話である。(^^ゞ 

久しぶりの皆さんと挨拶を交わす。お元気そうで何よりだ。シワの数はほぼ変わらないという事にしておこう。\(`o'")  法香さんの山友のryuuさんとはお初になる。関西組組長の法香さんから「絶対に速く歩かないように!」と、浪速特注の5寸釘をしっかり打たれる。今日のコースは初めてであるが、ここは速く歩いては全然意味がないのは想像できる。気分だけでも森の妖怪・・いや、妖精にならなければいけないのだ。(^^ゞ

出発前に長靴か登山靴かという難しい選択が待ち受けていたが、これからの季節にお世話になる長靴にした。
(ほとんど理由がないという事) 後から気が付いたのだが、両方を持っていくという優柔不断?の方もおられた。(さすが!)

案内役の法香さんを先頭に出発!いきなり急登から始まるが、黄・赤・オレンジなどに染まりつつある木々、早送りのように変わっていく景色に皆さんから歓声が上る。数歩歩いてはカメラを向けてしまう。
濡れて滑りやすい急登を少し頑張ると稜線に出る。前を見てないと、急に立ち止まるので注意が必要だ(笑) 写真を見ても分かるが、半袖の人もいれば冬用のジャンバーを着込んでいる人も。もし紅葉や落ち葉がなかったら、写真では季節が何時なのか判断し辛い。さすが関西にはいろいろな方がおられるものだ。\(`o'")

県境稜線のアップダウンを三国峠へと進む。心地良く踏み締める落ち葉が小さな音を立てる。藪もなく快適な道だ。
ほどなく三国峠に着き小休憩。百里ヶ岳方面の展望が少しある程度。いきっこさんから小判焼きとやらが、いきっこ(一個)ずつ配られる。こんな事ばかり言ってるので「アホ!」と言われるのだ。(^^ゞ 何たって京菓子、小判なんだから美味しいに決まっている。レオさんが三角点の上に青いミニ手袋を置いて撮影。(おぉー!定番の写真だ!)

尽きない話を切り上げ、いよいよ枕谷へと入って行く。先頭を歩く法香さんから「綺麗!綺麗!」の連発だ。「綺麗」の言葉で誤解する人はここにはいないと思うが\(`o'")  しっとりと染まった谷が美しい。これを言葉で表現するのは大変難しく、私などが書くのは芦生に失礼なので写真を多めに載せて楽をさせていただきたい。(^^ゞ
浅い川にジャブジャブと入り、まるで童心に返ったよう。小さな魚がいて喜ぶ?皆さんだが、私に何で魚名を聞くのだろう? 「SIVAは海魚専門やから川魚は知らんで!」 勝手に好きな事を言ってくれるが、当ってるので何も言えないのが悔しい。(_ _;) 関西組が出した答えはハヤ(ハエ)という名の魚だった。速い動きだからハヤにした気がしないわけでもない。まあ何でもいいので、とにかく楽しく盛り上がればそれでいいと思います。ただ、ワニとか言い出してくるのはやめてほしかった(苦笑)
いきっこさんが、大きなホウ葉に穴を空けて仮面に!・・なぜか妙に似合ってしまう。\(`o'")

地蔵峠への分枝を過ぎ、木橋を渡って野田畑湿原へと向う。チーさんの定番のポーズ!こうして大衆の面前で足を上げられるのもまたさすがである。\(`o'")
野田畑湿原へ入る。左斜面の巨木の紅葉がまた見事である。湿原といっても草木が多く生え、湿原らしくないといえば失言になってしまうかもしれない。(^^ゞ 少し奥に小さな赤い花をいっぱい付けた木を見つけ、チーさんとレオさんが偵察に入って行く。マユミの実だったらしいが、マユミという名は何でも単独行さんには忘れられない人の名らしい。ま、これは内緒だけど。。\(`o'")

休憩してまたミカンや柿などを頂く。今日は本当に貰いっ放し食いっ放しである。f(^-^; 感謝!
野田畑湿原を左から回り込んで野田畑谷へと入って行く。踏み跡が乏しい谷だが、上流へ向えば問題はない。浅い渡渉を繰り返し、長靴の人は川の中を歩いて行ける。やがて広々とした地に点在するブナやトチノキなどの巨木!見事な空間が広がっている。ここが芦生らしい今日の一番の見所のように私は感じた。所々の紅葉の色付きがまた趣がある。できれば、もう少し陽が当っていれば申し分ない。巨木と戯れながら思い思いに歩く。極上の空間だ。
ブナの大木を、みれさんが軽く引っ張って倒してしまう。\(`o'")  

sumireさんはどうもキノコが気になって仕方がないようだ。斜面の木に沢山のキノコがあるのを見つけ、誰も登ろうとしない所を登って行く。しかし・・食べられないキノコだったようで残念だ。下りてくる時に皆さんがカメラを構える。転ぶ瞬間を撮ろうという白状な企みだが、さすがにネタにはされなかった。
グッピーさんが泥沼で長靴が脱げて靴下が汚れるというプチハプニングもあったが、そのまま履きながら、やがて野田畑峠に着く。直進すれば名田庄、右は三国峠、左はシンボコである。

少し下で昼食にする。これまた皆さんからいろいろなものを頂き、自分が持ってきたものが食べれないという幸せである。感謝!今回の私のはちょっと時間も掛かり過ぎて失敗!もう一度修行をやり直さなければいけない。(^_^;) 酒好きな関西ファミリーの方の酒盛りが始まるかと思ったが、夜に備えて静かにしているように思えた。(微笑)
シンボコまで行きたい気もしたが、却下されて野田畑湿原へと来た道?を戻る。だんだん陽が射してきて紅葉が映えてくる。(あーあ、良かった!チクチクと遠回しに何度も言われてきたから(^^ゞ) 

緩やかに流れる川のせせらぎ、静かで癒される森の空間。「いつまでもここにいたいわぁ〜!」と何度も呟く法香さん。金剛山の主さんに敬意を表して「別にいたらいいやん!」と素直に言ったら怪訝な顔をされた。・・関西の女性は難しいのかなぁ。。(^^ゞ
枕谷へすぐ入らずに、長冶谷作業所へ足を延ばしてみる。青空に太陽光が眩しい。SIVA生(芝生)は荒らしてはいけない。(もう、この辺ではすでに相手にされていない(^_^;)
 
どういうわけか知らないが、以前、ここにトイレがあったかないかという話になって、偵察に行くという予想外の行動が始まったりもした(笑) まあ、それだけのんびりしているという事だろう。それよりも問題だったのは、小屋付近に行った人はカメムシのお持ち帰りをさせられるという事だ。服なんかにも勝手についたりして・・クサイ!クサイ!(大笑
 
思わぬカメムシ騒動を楽しみながら?枕谷から地蔵峠に向う。

地蔵峠からは林道を下るだけである。地図を広げ、バリエーションルート、次回のルートなどの話に花を咲かせる。
ところがである。一見落ち着いたように見えたカメムシ騒動が、またもや盛り上がってきたのだ。どうもグッピーさんのザックの中に進入したらしい。さすがに好かれる人は違うものだ。\(`o'")

林道の途中から見える景色に足が止まる。周囲の山々が見渡せ、斜面の紅葉が美しい。京都の山はチンプンカンプンなので、話に付いていけないのが辛い。(^_^;)
ゆっくりと林道を下りて駐車地へ!皆さんと、またの再会を楽しみにしてお別れする。


計画された法香さんをはじめ、皆さんには大変お世話になりありがとうございました。お蔭様で楽しい一時を過す事ができ大満足でした。またよろしくお願いします。なお、最初から分かってるとは思いますが、レポはかなりいい加減ですのでお許しくださませ〜f(^-^;
三国峠にて 野田畑谷にて
 <休憩を含む行程時間>
 約6時間30分のゆっくり

 <所在地>
 滋賀県高島市朽木生杉  MAP






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