荒島岳(1523M) 9月27日(火) 晴  単独
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2〜3日前からなぜか久しぶりに荒島岳へ行きたくなってきた。理由は何もない。例え理由があっても外れる事がほとんどなので意味はないが。。(^^ゞ 約2年ぶりである。おーちゃんの管轄の奥越の山に行く時には事前に連絡をしておかなければならない決まり?なので、前日に連絡しておーちゃんの羨ましそうな声と許しを得る(笑) 天気予報では午前中が良さそうなので、早めの4時半に家を出て無料コースを走る。(^^ゞ 星空に期待が持てそうだ。
6時過ぎに登山口のある勝原スキー場に着く。駐車場には県外車が2台停まっていてまだ睡眠中のようだ。車から降りてみると寒いぐらいの冷気に包まれて、数日前までの暑さがウソのようである。青空が広がっていて気分も高揚するが、目の前の相変わらずの急坂のゲレンデを見て・・・・(--;) 念入りに準備運動をして出発。下を向きながら黙々と面白くないゲレンデを登る。涼しさと睡眠がバッチリなので体調はいいようだ。リフトの最上部に着くと視界が開け、大野市街の一部や経ヶ岳の姿が見えてくる。長く伸びたススキの穂が秋を演出してくれている。写真を数枚撮って登山道へ入る。
素晴らしいブナの樹林帯へと入っていく。差し込む朝の光が自然の芸術を醸し出し、気分は最高で急登もそれほど気にならない。痛々しく剥き出しになったブナの根。足の置場に気を使いながら歩く。
駐車場から2時間程で「シャクナゲ平」に着く。ナナカマドの赤い実が青空に生えて美しい。ここで初めてザックを下ろして小休憩。冷やしたオレンジが美味しい。鳥の囀りを聞きながら、暫しボォ〜とした時間を過す。(^^ゞ
一旦下って気合を入れて「もちが壁」に取り付く。急登の連続で息が切れるが、ナナカマドの赤い実が多く生っており癒される。テンニンソウやヤマハッカ(イヌヤマハッカ?)が僅かに咲いている。今日、初めて見る花らしい花だ(笑) 振り返ると、木立の間から小荒島岳や街が見え出す。
テンニンソウ
ヤマハッカ?イヌヤマハッカ?
急坂を登りきると、ササなどの低木になり視界は一気に広がる。山頂へと続く登山道、ここから道脇にはリンドウが連続してお目見えする。花には全く期待していなかっただけに嬉しい。時間が早いだけに開き始めている花は極僅かだ。撮影に忙しくなってくる。(^^ゞ
リンドウ(クリックで大)
トリカブト
キンミズヒキ
ゴマナ
アキノキリンソウ
9時30分に広々とした山頂に到着。2年前に来た時はちょうど反射板の撤去作業が始った日で、多くの作業員やヘリコプターの音で騒がしかった。今日は新潟からの御夫婦と3人だけである。風もほとんどなく穏やかで、上空には青空が広がっている。西側の銀杏峰などの山々や大野市街はすっきり見えるが、残念ながら南や東方面はガスでほとんど見えない。先程まで見えていた経ヶ岳にも雲がかかり、白山系の山々も雲がかかって見えない。壊れた祠は建て直さないのだろうか?山頂をぐるりと見渡すと、けっこう多くの花が咲いている。簡単な食事をして下山する。
今日は涼しくて体調も良く、快適な山行だった。展望も贅沢を言わない私にすれば、あれで十分である(笑) リンドウがあれほど咲いているとは思わなかったので、ちょっと得した気分にすらなった。帰る途中、靴を修理に出していた福井の山の店に電話をしたら、ちょうど今メーカーから戻ってきたとこだと言う。二度手間にならずグッドタイミング♪ 今日だけは何かいい日のような気がした(笑)
<休憩を含む行程時間>
スキー場の駐車場(6時35分) → リフト最上部登山口(7時05分) → シャクナゲ平(8時30分)
→ 山頂(9時30分〜10時25分) → 駐車場(12時30分)

<所在地>
福井県大野市  MAP