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青葉山(693M) 7月29日(金) 曇一時雨  チーさん
実は、今日は先日の岩篭山の予備日として空けておいた日である。チーさんも青春キップが残っているので、もう一発若狭の山へ遠征しよう!という事になった。私は早朝に若狭町に所用があるので都合がよく、チーさんも気になっていた青葉山に行く事に決める。チーさんの次の目標は・・若狭の山制覇!か?私が少し遅くなるため、福知山経由で来るチーさんに若狭高浜駅で待ってもらうようにお願いした。
心配していた天気もどうにか持ちそうである。急いで所用を済ませて高浜へ向う。チーさんの電車の15分後に到着。チーさんを乗せて浜辺に向う。実は高浜で降りてもらったのは、浜から「若狭富士」と呼ばれる青葉山の姿を見てほしいためである。ここからの東峰と西峰が重なって一つに見える姿は素晴らしい。写真を撮って京都側の登山口の松尾寺へ向う。私もこのコースは初めてである。このコースを選んだ理由は、福井側の中山寺コースより行程時間が少し短く、チーさんも舞鶴方面へ帰るからである。
舞鶴側といっても県境近くなのですぐである。松尾寺は西国三十三ヶ所霊場の二十九番札所の有名な寺で、この日も小型バスで団体の参拝客が来られていた。寺の駐車場に停めさせてもらって登山口へ向う。調べた通り、寺の右横の廊下を潜った所に看板があった。
緩やかな広い道。林道を横切ってさらに奥に進むとだんだん険しくなってくる。今日は風もなく大変蒸し暑い。汗が水のように流れてくる。この時期に低山に登るのだから覚悟はしていたのだが。。
進むにつれてさらに急坂で険しくなってくる。剥き出しの木の根、岩、攀じ登るのような感じの箇所がいくつもある。大岩!階段が付いているが、チーさんには記念?にロープで登ってみるよう提案すると・・あっさり登ってくれた。・・・私は階段で。。f(^-^;  帽子のヒサシからもポタポタ落ちる汗!続く急登にとうとうギブアップ!「チーさん、ちょっとタンマ〜!」道端に座込み小休憩。バテバテである。西峰まで1時間程となっているので軽く考えていた。チーさんはほとんど汗をかいていなような涼しい顔。「○を取ると新陳代謝が悪くなって・・」「コラ( ゚_゚)/(。_・)イテテ」チーさんが団扇で扇いでくれてちょっとした・・ハーレム♪「もちろん後で請求するで!!!」「(><;」オレンジを食べ、チーさんから冷たいチューベットをいただいてどうにか復活する。
登山道脇には花は少ないが、熱心に観察するチーさん。関西の山との植生の違いに興味があるらしい。歩きやすくなって松尾寺奥の院に到着。山頂が近いせいか風も出てきて気持ちがいい。
奥の院から5分程で青葉山の西峰に到着。社に手を合わせ、まずは南側の小岩に上って景色を堪能する。遠望は霞んでダメだが・・それなりに見える(笑) 簡単に説明するが、この辺の地理感が全くないチーさんはチンプンカンプンのようだ。
次に絶景を見ようと社の裏の大岩に回ると・・「何これ!?すっげぇーじゃん!」岩壁にはオオバギボウシやコオニユリが!ようく見ると、ほとんど残骸に近いミヤママンネングサもびっしり生えている。そういやこんな時期に登った事がないので知らなかった。おまけにアサギマダラまでも登場してくれた。
大岩に登ると絶景が待ってくれていた。少し霞んではいるが、これだけ見れれば上等だ。「やっぱり海が見えるのはええわ!」と・・チーさん。海が見えると落ち着くという。「なあ、ちょっとワシの手を握ってくれへん?」「そそそんな!こんな真昼に!?そそそれに心の準備が・・」「アホか!ワシ・・高所恐怖症でちょっと怖いねん」(^_^;) 
雲行きが怪しくなってきたので、先に西峰〜東峰間をピストンする事に!奇岩や大岩があってちょっとスリルを味わえる稜線だ。今は階段が付けられている。核心部の大岩に辿り着いた時、壁面に黄色い花が咲いているのに気が付く。その時はハクサンオミナエシかと思ったが、チーさんが後から調べたところ、青葉山でしか見られない絶滅危惧植物のオオキンレイカという事が分かってビックリ!ならばもう少ししっかり見ておけば良かった。(^^ゞ
東峰に着くと、ポツリポツリと雨が落ちてきたので慌てて引き返す。途中で大粒の雨になり、チーさんは上だけカッパを着込む。私は気持ちがいいのでそのまま・・(^^ゞ
西峰の小屋で昼食&雨宿り。今日は誰とも会わない。チーさんは、3時過ぎの電車に乗るつもりだったが間に合いそうにない。やがてラッキーにも雨が上って青空が見えてきた。濡れて滑る道を慎重に下山した。
ホタルブクロ
オカトラノオ
ミヤママンネングサ
ジャコウソウ
<休憩を含む行程時間>
松尾寺駐車場(10時40分) → 西峰(12時20分) → 東峰(13時20分)
→ 西峰(13時50分) → 松尾寺駐車場(15時50分)

<所在地>
京都府舞鶴市  
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