雨乞岳(1238M) 9月26日(日) 曇 滋賀県きぬがさ山の会 大葭原さん夫妻
私にとっては初めての鈴鹿です。長い間頭の中にはあったのですが、なかなかその機会がありませんでした。ヒルが多いというのもかなり大きな原因の一つでしょう。(^^ゞ 春に大葭原さんを通じて地元のきぬがさ山の会の左近さんと横山岳を御一緒していただいた時に、秋に鈴鹿を案内していただけるという話になって今日になったわけです。新会員の方の夜叉ヶ池への歓迎登山を予定していた会の他のメンバーの方々も変更して同行していただける事になりました。いろいろとお世話かけます。f(^ー^;

8時に愛東マーガレットステーションで待ち合わせ、会の方の車の後をついて登山口に向います。実はこの時点では今日歩くコースを知らされていませんでした。左近さんが横山岳でバリエーションルート好き!という事を思いっきり知らされましたが(笑)今日は他の会員の方もおられるので少し安心していたのですが、車は望み空しく永源寺町方面に!・・やっぱりか。。(ーー;)  甲津畑から渋川沿いに林道を走ります。岩ヶ谷線と新林道との分技、岩ヶ谷線にはポールが置いてあり、関係車両以外立ち入り禁止になっています。この分技を過ぎた橋の手前に少し広くなった場所があるので、そこに車を止めました。ここで初めて左近さんから今日歩くコースを教えてもらいます。岩ヶ谷線(千種街道)を杉峠に向い、途中から奥の畑谷へ入って上り詰めて南雨乞岳と清水頭との稜線の奥の畑峠に出、南雨乞岳〜雨乞岳〜杉峠〜千種街道を戻ってくるコースで、上りのコースはどのガイドにも載ってません。(--;) 左近さん自身も歩いてみたかったらしい。。(大爆) 会員の方に聞いてみると「何時もこんなんですから別に驚かないですよ!」と・・逞しい返事!(笑) こうなりゃ覚悟を決めるしかありませんねぇ。(--;) 同行していただける方は、きぬがさ山の会の大前さん、左近さんの男性2人と、藤井さん、中野さん、中村さん、山本さん、そして新会員の熊谷さんの女性4名、そして遥々大野から遠征(笑)の大葭原さん夫妻です。会のみなさんは陽気な方ばかりで楽しい日になりそうです。今日の天気は曇でだんだん悪くなっていくようですが、まあ雨にさえ当たらなければヨシ!としなければ仕方がないですねぇ。
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まだヒルがいるとの事で、防御策としていきっこさんやテクテクさんに教えていただいたエアーサロンパスを靴に噴き付け、ズボンの裾を靴下の中に入れてスパッツをします。エアーサロンパスは、靴から服から全部に噴き付けました。・・くっせぇ〜〜!(笑) 地元の会の方でもヒルは気になるようです。準備をして8時30分出発! 高度差を測ると750M前後ですが、距離や所要時間がよく分かりません。何時も調べて分かって登っている私には・・クリープを入れないコーヒーか!?(古過ぎ?(^^ゞ) 大前さんをリーダーにして緩やかな林道を歩きます。シロヨメナやオトコエシなどの花が咲いていますが、暫く歩くとすぐに内心期待していたアケボノソウを発見!これだけでもラッキーでした(笑)
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40分程歩いて桜地蔵尊に到着し、ここで小休憩。しかし長い林道歩きです。女性が多いので差し入れが多くてウレチイ。。いよいよ林道の終点から沢沿いの古道歩きになり、木橋やロープ、ガレたとこも少しあります。昔は織田信長も通った道だと左近さんが力説してくれます。この辺からヒル様の登場になりそうな気配が。。
蓮如上人旧跡の少し手前に分技があり、右の写真の道標のとこから千種街道を外れて奥の畑谷へと入っていきます。ここでいよいよおヒル様の登場♪(--;) ヒルに・・ヒルむ。。みなさん真剣に足を点検します。私もスッパツの上にしがみ付いている小さなヒルを見つけました。初めて見る山ヒル!思っていたより小さい気がしました。またエアーサロンパスを噴き付けて出発。ヒルがいる事が分かったら落ち着かなくなってきました。。(^^ゞ 暴露しますが、おーだんなさんが餌食第1号になってしまったのです。シャツを出していたからでしょう。それとも大野のホルモンは美味しいので・・血も美味しいのかな?(笑)
いよいよ踏跡もなくなってサバイバルゲームの始り!(笑) 左近さんと大前さんが、地図とコンパスで方向を確認しながら歩きます。時々意見が食違う事も!(笑) 私達は沢を何度も渡りながらついていくだけです。(^^ゞ 気分はチャレンジャー部隊!?この辺は下草や低木があまり生えていないので、どこでも歩けます。反対に言えばそれが欠点かもしれません。時々細いテープなどが巻いてあったりしますが、おーちゃん曰く・・「もっとしっかりしたテープを巻かんかい!」(^_^;) ここが一番手間取ったとこです。  
右方向の尾根に上った方が近いという事で急な斜面を登ります。特攻隊長?の左近さんが偵察に先にどんどん登っていきます。急坂のうえに道がないのでここが一番辛いとこでした。4〜5歩登って息を整えて・・を繰り返す。。
12時、やっと見晴らしのよい笹原の稜線に出ました。 この時に稜線まで行けば鎌ヶ岳方面がよく見れたらしいのですが、後からはガスで二度と見れなかったのです。ちと残念! 右には清水頭の手前のピーク、左には雨乞岳が見えます。少し手前の広くなった所で昼食です。新会員の方もバテたようで寝込みます(笑) 話が弾んで楽しい一時を過す事ができました。ヘシコも喜んでもらえたようですし。。鮒に勝ったかな?(笑)
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1時15分、いよいよ雨乞岳に向って出発です。残念ながらガスがかかってきたようです。途中から振り返ると、清水頭に歩いてきた稜線がキレイに見る事ができました。ここでこの秋初めて見るリンドウの花も咲いてくれていました。
1時45分に南雨乞岳に到着。ガスが酷くなってきました。後に見えるはずの雨乞岳もガスの中!(--;)
2時に雨乞岳に到着。目の前に東雨乞岳が見える程度で、御在所岳や鎌ヶ岳もガスの中でした。ここでおーだんなさんが、昨日機種変更したばかりの携帯を落とした事に気が付きました。あまり触れると怒られそうなので止めておきますが、この先夫妻は・・一気にトーンダウンに。。私も先日車のカギを落としたばかりですし・・えっ!私が疫病神を背負ってる!?f(^ー^;
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雨乞岳から一気に下って杉峠に2時55分に到着。ここから千種街道を下っていきます。少し崩壊した場所もあって、古道のわりには少し厳しい道のようです。ここもヒルが多いそうです。(--;)
街道沿いにはシデなどの大木があります。私が鈴鹿で最初に気が付いた事は、当然ですが生えている木が北陸の山と違う事でした。名前までよく知りませんが。。(^^ゞ
倒木にサルノコシカケが多く生えています。真剣に採る会員の方々!(笑) 白いコシカケは私も知っていますが、コシカケでも種類が多くあるそうです。採るだけ採って・・後から確認するそうです(笑) また長い林道を下って5時20分に終了しました。すぐにヒルの点検をしましたが、みなさんやはり2〜3匹に好かれていたようでした。


今回は山の会さんと歩くのが初めてでしたので、いろいろな事を勉強させてもらいました。バリエーションルートでしたが楽しかったです。みなさんには感謝です。会の益々の発展を祈っています。また機会がありましたらよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。
シロヨメナ
オトコエシ
アキチョウジ
スズカアザミ?
トリカブト
リンドウ
東雨乞岳
<休憩を含む行程時間>
林道口(8時30分) → 桜地蔵尊(9時15分) → 奥の畑谷口(10時) → 稜線(12時〜1時15分)
→ 南雨乞岳(1時45分) → 雨乞岳(2時) → 杉峠(2時55分) → 鉱山跡(4時) → 林道口(5時20分)

<所在地>
鈴鹿山地
入道ヶ原方面