赤坂山(823M) 5月13日(火) 晴  単独
今日は晴の予報。明日の休みの天気が悪そうなので、夜勤明けだが近場の赤坂山に行く事にした。年に何度か登る好きな山だ。花の山としても有名。まだちょっと早いが、ドウダンツツジが咲いていたら儲けもの!なんて甘い考えもあった。ほんとに甘い!!!f(^-^;

敦賀からは黒河峠の登山口が一番近いので、ついつい楽チン登山になってしまう
(^^ゞ 久しぶりに走る黒河林道は、タニウツギのピンクの花が眩しく、青々とした新緑が美しい。峠まで約8Kの道程をゆっくり走るが、荒れる場所など一部アスファルトが敷かれていて、今までより走りやすくなっていた。
黒河峠には、左に新しい乗鞍岳(湖北)の道標が立っていた。この稜線の道は高島トレイルの一部で、以前から知ってはいるがまだ歩いた事がない。この次この次と思いながら・・月日は容赦なく過ぎてしまった。今年は歩こうと思ってはいるのだが、果たして?(^^ゞ

トイレのある登山口に着くと、珍しく奈良ナンバーの車が停まっている。燦々と降り注ぐ太陽光を全身に浴びながら、美しいグリーンの中へ!
一旦林道に出て再び登山道へ入る。この道は、急登がほとんどないのでとても歩きやすい。おかげで何時まで経っても眠気が取れない(^^ゞ 高島トレイルの黄色いリボンが目立ち、同じ黄色いオオバキスミレの花がポツポツと道脇に咲いている。三国山の山腹を巻くようになると、鮮やかなユキグニミツバツツジが姿を現す。トウゴクミツバツツジとの違いは、花柱や葉の付け根に繊毛があるかないからしいが、そんな虫眼鏡の世界まで入る気はさらさらない。できるなら、全部ミツバツツジにしておいてほしいものだ(苦笑)

木道が敷かれている三国山湿原に入る。キンコウカはまだまだ早く、花らしいものは何もない。しかし、澄んだ青空が何とも言えない。
湿原を過ぎると木製のベンチとテーブルがあり、4人の先客さんが休まれていた。登山口にあった車の人達だろう。ここにサラサドウダンの大きな木があり、少しワクワクしながら見てみると?・・ありゃ、花芽が全然ないじゃあ〜りませんか!(^_^;) 可愛い寝惚け眼だからと思い、登山道脇のドウダンの木々を見ながら進む。が、やっぱり全然ない。真剣に探してみるが・・やっぱりない。だんだんウラジロヨウラクや、クロモジの花までがドウダンに見えてくる。こりゃあかんわ。f(^-^;

目の前に荒々しい明王ノ禿が姿を現す。ハゲという名がどうも気に入らない
(苦笑) ここら辺にもドウダンが多くあるのだが・・やっぱりない。今年は裏年なんだろうか?これで完全に諦めて、振り返って展望を楽しむ。何時見ても琵琶湖はいいものだ(海の方がもっといいが(^^ゞ
明王ノ禿の上は、さすがに風があって寒いくらいだ。目の前の三角錐状の赤坂山は格好がいい。イワウチワはもう化石。オオイワカガミの群落を見ながら鞍部に下り、オオバキスミレを見ながら上り返す。実は、ここにも目当ての花があったのだが・・これもない。マキノスミレはよく分からない(^^ゞ

まだ誰もいない山頂に着く。ここも風が少々強い。周囲を見渡すと、けっこう見えてる方。琵琶湖はもちろん、比良の武奈ヶ岳辺りから鈴鹿の霊仙や伊吹山など。北側はまだ良くて、若狭湾の向うに薄っすらと帯状に丹後半島が見える。少し風が強いが気分がいいので、山頂の岩に腰をかけてビールを飲みながらパンをかじる。
やがて、粟柄峠の方から10人近くの人達が!先程の4人の方達も到着して一気に賑やかになった。一人の方から、白山はどっちの方かと聞いてきたのでよく見ると、薄っすらと白い頂が見えているではないか!白山まで見えると、正直・・思っていなかったのでビックリ!(^^ゞ
写真を撮りながら、鼻歌混じりで下山する。湿原の辺りでまた団体さんに遭遇。平日なのに、けっこうな人が登っている。さすがに人気のある山だ。

今日は目当ての花には少し残念だったが、とても気分の良い山行だった。
オオバキスミレ オオイワカガミ ウスギヨウラク
 <休憩を含む行程時間>
 黒河峠登山口(9時22分) → 三国山湿原(9時56分) → 明王ノ禿(10時26分) → 山頂(10時46分〜11時28分)
 → 三国山湿原(12時13分) → 黒河峠登山口(12時40分)
 
 <所在地>
 滋賀県高島市マキノ町  MAP  GPS軌跡
 






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