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三国山(876M)〜赤坂山(823M) 7月7日(土) 曇  チーさん しろくまさん
明日は七夕であるが、当然ながら私にはすでに関係の日になってしまっている。タナボタっていうのはまれにあるけれども。。午後になって、急遽尼コンビが明日赤坂山に行くとの連絡が入る。この方達も七夕には無縁みたい(笑) お目当ては、三国山湿原に咲くキンコウカという(つかさんのブログを見て) 私もどうせ一人で近場を予定をしていたので、それならという事で御一緒する事になった。意外にも、しろくまさんは初めてという。チーさんも・・何十年ぶりとか?\(`o'") 最初はマキノから上って三国山〜黒河峠へ縦走しようと思ったのだが、白谷林道を高級車?で走るには不安があるし、しろくまさんは飲み会でお疲れ? 私も今夜は漁(仕事)に出なきゃいけないし・・ 結局敦賀から黒河峠に上り、三国山〜赤坂山をピストンする事になった。
朝7時過ぎ、「おっはよう!今マキノ〜♪」なんて・・ 何にもしてない人は元気である。\(`o'")  私は2時間しか寝ていないのに。急いで準備をし、待ち合わせ場所の新疋田駅へ向う。しろくさんは去年、チーさんは一昨年にこの超ローカルな駅に降りた事がある。駅舎が新しくなっていて驚いたようだ。「人が乗降りしない駅に金を使ってもさ・・」 去年の秋から新快速が入るようになったので、やはり見栄えだけでもというのはよく分かる。私の車に乗ってもらい、黒河林道へと向う。入口の山集落に入ると、巨大な人形?が見えてくる。・・やっぱり撮るのね(笑) 長い林道をゆっくりと走る。「あの花!?」とか言ってもブレーキは踏みません(苦笑) 道はだんだんと急になり荒れてくる。「きゃぁー!!きゃぁー!」 ・・そんな低音で言われても。\(`o'") 渓谷美を満喫し(ほんまかいな)ようやく黒河峠の登山口に着く。チーさんが空を見上げ、「やっぱり展望は無理かもね!誰のせいとは言わないけど。。」(^_^;
トイレの前から登山道に入り、一旦林道に出て再び登山道に入る。コアジサイが多いが、この辺りは花がほとんど終っている。ヤマボウシの花が目立つ程度だが、やれイワガラミだとか諸々・・ 花についてはこのお二人には勝てないので、私は本来の聞き役に徹する事にする。(^^ゞ あまり急坂がないので、話をしながら歩くにはもってこいである。
陽射しがないとはいえ、やはりこの季節なので風がないと暑くなってくる。展望の良いアザラシ岩に着くが若狭乗鞍岳が間近に見える程度で、残念ながらしろくまさんの大好きな伊吹山が見えない。コメツツジがポツポツと咲いている。「アクシバやー!」と、チーさんが嬉しそうに声を張り上げる。〔アクシバ→悪SIVA〕 こんなふうに勝手に決められても困るというものだ。でもこの花って名はこんなんだけど、よく見るととてもユニークで可愛いと思いません? 「ならアンタは違うわ!」(^_^;
イジメられながらも、約40分程でお目当ての三国山湿原に着く。木道の脇には黄金色がキラキラと・・ キンコウカが咲き誇っている。ちょうど見頃だ。一昨年にもこの時期みれさんと来ているが、その時はほぼ終わりに近かった。このタイミングは初めてである。私達3人が真剣に写真を撮り出したら長い(苦笑) 異物を入れた目と思えず、僅かなカキランも見つける。モウセンゴケも水玉のような粘液をつけている。「毛氈後家にならぬように!」\(`o'")
木道が終って少し下るとすぐにベンチがある。横には沢水が流れている。撮影にも疲れたのでザックを下ろして小休憩。チーさんからワンパターンの冷えたチューベットを頂く。お返しは噂?になったゼリーで! しろくまさんはオレンジを期待していたらしい(苦笑) 北陸人は気まぐれなので許してもらいたい。目立たないとこにササユリを一輪見つけるが・・ほぼ残骸に近い。奥の湿原も覗いてみるが、変わったようなものはなかった。 
分枝に戻り、なだらかな道をしばらく行くと急坂になり視界が開けてくる。左目の前には荒々しい荒々しい明王の禿。その左奥には赤坂山の山頂が見える。初めてのしろくまさんは少し感激の御様子。
途中の分枝から三国山へ向う。私は展望も良くないので普段は行かないのだが、今日はしろくまさんに山頂を踏んでもらわなければならない。ここまで上ってくると、コアジサイの花もまだ残っている。階段混じりの急坂を上ると山頂である。展望はやはり良くないが、しろくまさんは三角点にタッチ。見るものがないので、ヒマなチーさんが石の上で尼ダンス!(^_^;
明王の禿の上、霞んではいるが、琵琶湖が薄っすらと確認できる。チーさんは、鎖を越えたりしてちと危険な行動。「前に来た時よりかなり荒れたみたい!」 ・・・(同じく見てる人も侵食してると思うけど?f(^-^; )
赤坂山の山頂だけは見え、人がいるのが確認できる。階段を一旦下るが、この階段も土がすっかり流されてハードルになってしまっている。避けて横を下りるが、面白いから階段を歩け!と後から低音の叫びが!(苦笑)
途中でササユリが咲いていたようだが、私には教えてくれなかった。尼同士の結束というのは、かなりいい加減に見えるが実は固いようだ。無言の急登から山頂へ!
展望はあまり良くないが、特に北側がさっぱりである。近くの雲谷山や大御影山が全く見えない。風が涼しくて気持ちが良い。チーさんは寒いと言うが、これは肉厚の違いが大きいのだろう。(^^ゞ ま、年輪の違いも大きいだろうが。。\(`o'")  肉が出てきたところで、ちょうど昼飯も肉である。別に魚屋稼業が飽きて肉屋に鞍替えしたわけではないが、賞味期限の問題で仕方がないのである(苦笑) 入れ替り立ち替り人が登ってくる。知らない間に英語が飛び交っている。(^_^; 国際色豊かな山頂である。 
大谷山方面
琵琶湖方面
三国山方面
山頂でゆっくりと遊び、来た道を黒河峠へと戻る。。
春の多種多様な花、それが終るとドウダンツツジ、それからキンコウカと楽しませてくれる山である。しろくまさんはお初だったがそれなりに満足してくれたと思いたい(苦笑) 展望は私がいない時にまた楽しんでいただきたいと思う。f(^-^;  ありがとさんでした。

帰りは久しぶりに白谷林道をマキノへ下りてみる。もう20年近く前になるが、散々な思いをして二度と通らないと誓った道である。ギャーギャーと響く低音は余分だが、昔に比べたらだいぶ良くなっていた。しかし、やはり4駆や捨ててもいい車じゃないとお勧めできないと書いておきたい。
カキラン
コメツツジ
モウセンゴケ
ノイバラ
コアジサイ
ツルアリドウシ
<休憩を含む行程時間>
黒河峠登山口(9時05分) → アザラシ岩(9時25分) → 三国山湿原(9時42分) → 三国山(10時30分)
→ 明王の禿(11時04分) → 赤坂山(11時28分〜12時55分) → 黒河峠登山口(14時18分)

<所在地>
滋賀県高島市マキノ町  MAP