赤坂山(823M) 5月11日(水) 晴 単独
HOME
だんだんとまた天気に見放されてきた気がする。明日の休日の天気が悪そうなので、また夜勤明けの山行に行く事にする。先週もそうだっただので連荘である。こういう連荘は・・いらない。どこに行こうかと迷ったが、さすが遠出は身体がもたないのでオオバキスミレを見に近くの赤坂山に行く事にする。何やかんや言いながら1年近くぶりになる(冬の撤退は忘れたい(^^ゞ) 登山コースであるが、私のとこからだとマキノからでも黒河からでも新庄からでも大きく違わない。今回は、長い間行っていない新庄からのコースにする。

美浜町新庄の奥にある「渓流の里」の入口を過ぎて、橋の手前から左に粟柄林道に入る。タニウツギのピンクの花がキレイだ。右手にある粟柄関所跡の碑を過ぎたところを(道標あり)左に折戸谷林道に入る。約2K程行くと立派な登山口の標識がある。車は登山口を過ぎた右側に、4〜5台停められる空地がある。
平日なので、こちらからは誰も登っていないようだ。登山口の標高は約370Mなので、標高差は450Mぐらいしかない。登山口周辺には花が咲き乱れている。タチツボスミレ、ツボスミレ、ニリンソウ、ネコノメソウなど。右にある階段から登っていく。すぐによく踏み込まれた山道になる。杉混じりの雑木林の中、斜面をジグザグに登っていくと15分程で尾根に出る。右と左から沢の音が聞こえ、緩やかな清々しい道になる。風が涼しくて気持ちがいい。
元々この道は新庄からマキノへ抜ける古道で、深く掘り削られた道に歴史を感じる。私はこう見えても一応見るとこは見て・・感じるとこは感じているのである。(^^ゞ 何時もながら歩きやすく付けられた道に感心したりもする。f(^-^;  飽きてきたタチツボスミレばかりから、この日目当てのオオバキスミレが2〜3株咲いているのを見つけ感激する。続いて今年初めて見るフデリンドウも発見!
何という静かで落ち着いた空間だろう。自然と一体になれる感覚と言うか?・・心身共に癒される気がする。・・・オヤジギャグを考える必要もないし。。(^^ゞ ミヤマカタバミの群落が続く。
ミズナラやブナに変ってくる。木の背丈が低くなってくると粟柄峠が近い。イワウチワの葉が多く見られるが、花はすでに終わっているようだ。
地蔵さんの峠まで行かずに左へカットする。鉄塔の下ではパーティが食事中だ。「このニイサン!(オッサン?)どっから来たんや!」というような表情が面白い。稜線にはオオバキスミレが咲き乱れている。山頂からは相変わらずの素晴らしい展望!何度見てもいい景色だ。何度も言ってるが、この近辺の鉄塔さえなければ何も言う事がないのだが。。1組のカップルが食事中、ジャマをすると悪いので、後ろ向きで失礼!写真を撮ってくれ!とも言えずに方位盤の御世話になる(笑)・・ほんとに小心者なんだわ。。
山頂から東に明王の禿、西側に寒風、大谷山も少し見える。大谷山への草原が気持ち良さそうだ。また歩いてみたい。
物足りないので明王の禿まで行く事にする。ここは1年半ぶりぐらいだ。相変わらずオオバキスミレの群落が続く。イワウチワやショウジョウバカマの花を見つけるが、息も絶え絶えの感じなので写真を撮らずにおく。僅かながらイカリソウも咲いている。裏を通って西側に出てみるが、団体さんが食事中だったので写真だけ撮ってすぐ引き返す。右上は明王の禿から望む赤坂山。

赤坂山に戻ると、元気のいい御婦人達がはしゃいでいる。そこまではいいのだが、デジカメのメモリーがいっぱいのようで騒ぎだす。しまいには携帯でどこかへかけて「どうする!?こうする!?」と怒鳴り出す始末!・・世紀末! 私はそそくさと退散したのであった。。(^_^;

今日はオオバキスミレも見れて満足。まったり登山ではあったが、あの古道歩きは素晴らしかった。
ニリンソウ
キジムシロ
イカリソウ
<休憩を含む行程時間>
登山口(10時15分) → 山頂(11時30分) → 明王の禿(12時00分) 
→ 山頂(12時20分) → 登山口(1時40分)

<所在地>
福井県三方郡美浜町新庄 MAP
雲谷山方面
伊吹山方面