赤坂山(823M) 1月6日(木) 曇のち雪 単独  途中撤退
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正月2日、3日と全国的?に天気に恵まれ、いろいろな方から素晴らしい新春登山を楽しまれた話を耳にしていて・・悔しい思いをしながらこの日を待った。。天気予報は、まるで私に合わせてくれたかのように今日だけ晴!になっている。しかし?・・我家だけは合わせてくれない。行く前に息子を上中町まで送らなければならなくなった。最初からモメるとこの1年ロクな事がない!と思い、正直に従う古風的な面を持つ私だった。上中へ行ってから登る山を思案していると、何となく赤坂山へ行きたくなってきた。今津へ抜けて行くと早い。小浜方面は年末の寒波で雪が多いと聞いていたし、マキノスキー場からならトレースはあるだろう!という甘い考えもあった。野坂山にすれば簡単なんだが・・いつも素直な私も今日は天邪鬼だった。。(^^ゞ

寝坊をした息子をイライラしながら送ってR303で今津に向う。峠辺りはかなり積雪があり、今津に入っても敦賀より多く平地に雪がある。コンビニに立ち寄って昼食を買う。鍋焼きうどんが食べたかったのだが、高いヤツ(490円)しかない。ラーメンにしようか?どうしようか?なんて遅れているのに悩む。我ながら平和なヤツだ!と感心してしまう。(^^ゞ こんな事をやっていたので、マキノスキー場に着いたのが10時になってしまった。スキー場はまだ営業していないと思っていたのだが、入口にしっかり料金所が設置されている。1000円!さらさ温泉利用者は無料となっている。私はゲレンデを使用するわけではなく、通るだけなので簡単にお金を払うわけにはいかない。すったもんだ話しているうちに、とうとう相手も根負けしてしまったようだ。気の弱そうなオジさんには少し悪かったので、下山後に温泉に入る!という事にした(入らなかったけど・(^^ゞ) 
・・・これでまた遅れた。。
急いで準備をして登山口へ向う。曇空でスッキリしない天気で、かなり雪の多そうな赤坂山の白い稜線が見える。ゲレンデには10cm程度の積雪があり親子が遊んでいる。登山道を見るが、数日前かの僅かなトレースらしきものがある程度。時間も10時半近くになっているので、これは山頂までは無理だろう!と諦め気分になる。私を歓迎してくれるかのように・・ブタの雪ダルマ♪
登山口付近ではまだワカンは必要ないが、どうせすぐ履かなければならないだろう。面倒臭いので最初から履いていく事にした。今期初めてのワカン♪ ほんとはイヤなはずなのに、よくワカンないが・・ちと嬉しい気分。
最初の階段混じりの急坂を過ぎると、雪はどんどん深くなってワカンで20cm程度沈む。数日前かの僅かなトレースと、シカのような足跡が続いていてサクサクと雪の上を歩くのは気持ちがいい。振り返ると・・どでかい獣?のトレースが付いている。。(^_^;)
トレースがないのだからこの先には誰もいないはず。登って来ている人もいないだろうから・・この山には私1人! そう考えると凄まじい孤独感を感じてしまう。普段の生活では感じられないような孤独感! その孤独感がだんだんと言いようもない快感に変ってくる。ちなみに私は変態ではないつもり。。(^^ゞ これがソロの魅力?の1つかもしれないなぁ・・なんて適当に考えてしまう。
少し急坂を登ると武奈ヶ平。道程の約半分、標高550Mの地点で屋根付きのベンチが設置してある。積雪は50cm程度。疲れは感じないが、やはりここまで無雪期の倍の時間がかかってしまう。
すぐ近くに明王ノ禿、南には伊吹山が見える。
12時を回っていたが、2時まで頑張るつもりでさらに進む。トレースは全くない沢沿いの道を行くが、雪はだんだん深くなって砂防提を超えたとこで膝上まで潜るようになってしまった。さらに前方を見ると、右斜面から雪が崩れてきていて道を完全に埋めてしまっている。これを見た瞬間・・私はやる気を無くしてしまった。こういう時の私は決断が早い!・・撤退!撤退!f(^-^;  武奈ヶ平に戻ると、おまけに雪まで降ってきた。ベンチで淋しくラーメンをすすって下山する。
今日はスタートが遅れたので、最初からこうなるのは分かってました(言い訳はキライですが) でもまあ・・雪遊びと考えれば楽しかったです(モノは言いよう?(^^ゞ) 縁起でもなく新春登山が大失敗したわけですが、何か今年はイヤな予感がするのですが・・気のせいであってほしいものです。
<休憩を含む行程時間>
登山口(10時33分) → 武奈ノ木平(12時) → 撤退 → 武奈ノ木平(12時28分〜12時55分
→ 登山口(1時30分)

<所在地>
滋賀県高島市